ホイールのガリ傷・歪み 放置しないで!!

ホイールの傷はどうしてできるのでしょうか。多くの原因はうっかりと縁石などに擦ってしまうことで生じます。また、走行中に発生する飛び石がホイールにあたって傷になることもあります。未舗装の道を頻繁に走る方は特に注意が必要です。

ホイールのガリ傷でお困りではないでしょうか?

ガリ傷は見た目が悪くなることはもちろん、他にもトラブルが起きるのではないかと心配になりますよね。ホイールのガリ傷の危険性や修理方法について解説しますので、慌てずに対処しましょう!

ガリ傷

ガリ傷が原因で起こるよくあるトラブルの1つは、白サビが発生することです。

通常、アルミ製のホイールにはクリアまたはカラーの塗装がされていますが、傷が付くとその部分から塗装が剥がれてしまいます。

そして、塗装が剥がれた部分から水分が入り込み、アルミホイールと塗装の間に広がって白サビを発生させてしまうのです。白サビが広がってからだと修復が大変なので、ガリ傷の時点で対処をして白サビを防ぐようにしましょう。

また、ホイールを縁石にぶつけたり、乗り上げたりした際には、ガリ傷だけでなく衝撃によってホイールが歪んでしまっているケースも少なくありません。

ホイールに歪みがあると、タイヤからエア漏れが起こります。空気が抜けると、ハンドルが取られて安定性が大幅に落ちるため非常に危険です。また、空気圧の低いタイヤで走行を続けることで、タイヤが偏摩耗しやすくなったり、燃費が悪化したりという問題もあります。ホイールの歪みは白サビ以上に問題なので、できるだけ早く対処するようにしてください。

歪み・曲がり

走行中の路面で思わぬ段差に「ダーン!」と衝撃を受けたり、誤って縁石の高い部分に勢いよく「ガツン!」と乗り上げた経験はありませんか?
その後なんとなく走行に違和感を感じるようになることも少なくありません。それは、振動や衝撃によってホイールがゆがんだことが原因かもしれません。

ホイールのリム(縁)部分がグンニャリ曲がるほどの損傷があれば修理に出さなければいけないのは一目瞭然ですが、特に問題ないように見えても全体に渡りわずかにゆがんでいることがあり、このような場合はホイールバランスの調整ではカバーできません。

このような損傷を受けたホイールのまま走行すると、タイヤの揺れやハンドルのぶれといった操作性に影響するだけではなく、タイヤの片寄った摩耗やエア漏れがおき、タイヤの寿命が短くなるほか、パンクやスリップといった思わぬ事故の原因に見舞われる可能性すらあります。

クラック

縁石に乗り上げてできた擦り傷でも、そのままにしておくとクラックになってしまう場合もあります。クラックが発生した状態でさらに放置したまま走行すると、クラックが増えてしまい、最終的には割れてしまうこともあり得ます。

万が一、走行中にホイールが割れると重大事故を引き起こしかねません。このように、ホイールの傷は放置するととても危険なのです。発見したら小さな傷でも面倒がらずに必ず修理するようにしましょう。

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